セブン&アイ・ホールディングスは、米国のコンビニエンスストア事業「スピードウェイ」を約2兆2176億円で買収する契約を結んだと発表した。スピードウェイは全米に約3900店舗を持ち、セブン&アイの米子会社「セブン-イレブン」の約9800店舗との地域的補完性が高い。買収完了は2021年1~3月を見込んでいたが、遅れる見通しになった。2021年5月14日に買収が完了し、取得価額は約2兆3232億円となった。M&Aアドバイザーとしては、両社の組み合わせによるスケールメリットの生かし方や、顧客基盤の強化に注目する必要がある。